オリーブ石鹸の国シリア・アレッポで最も古く、
唯一旧市街に石鹸工場を持つ石鹸の老舗アブドゥール・バティーア社のオリーブ石けん。

　シリア・アレッポに1495年創業以来500年以上の歴史を刻み続ける石けん製造会社であるアブドゥール・バティーア・ザナビリ社。シリア政府より正式に「唯一の最高品質」と承認された老舗中の老舗です。
その会社がお届けする手作りのオリーブ石けんが「アブドゥールの石けん」です。
　


「釜焚き」　石けんの原料となるオリーブの老木を燃料にして優しい火でじっくり3日間加熱されます。さらに原料が最適に反応する状態を保つために、直火が直接当たらないよう特製の縦長の石釜が使われます。（石油燃料やガスは使いません。)
「けん化法」　まず油脂のグリセリンと脂肪酸を分解し、脂肪酸だけで短時間で大量生産を行う”中和法” に比べ、長時間（3日間）かけて、油脂を苛性ソーダと共にゆっくり煮込みながら作る”けん化法” は、必要分のグリセリンを残したツッパリ感の残らない良質な石けんを作り出します。オリーブ石けん「アブドゥールの石けん」は”けん化法” を用い、半乾燥させ、人の手によって切り分けられます。さらに、1年以上自然乾燥させることで肌への刺激の強い苛性ソーダの残留物をより少なくしています。けん化法を用いているオリーブ石けんの中でも、そのほとんどが短時間で冷却固化させ型打ちさせるので残留刺激物質が残りやすいと思われます。

　もともと地中海沿岸で自生していたオリーブは、今から約6000年前チグリス・ユーフラテス川がはぐくんだ古代パレスチナの肥沃な大地で、本格的に栽培が始まったといわれています。
「イフリーン」地方は、シリア・アラブ共和国の第2の都市アレッポから北の地域。
イフリーンのオリーブオイルはヨーロッパの品評会等で数々の賞を受賞しており、常に世界中で高い評価を受けています。
オリーブ石けん「アブドゥールの石けん」はそのオリーブを使用しています。

　完全無農薬で栽培されたオリーブがオリーブ石けん「アブドゥールの石けん」の原料になります。
イフリーンでは肥料も使いません。
シリアのオリーブ栽培で肥料や農薬を使わないわけは、もともと野生として人類の歴史よりも古くからオリーブが自生する肥沃な大地にあります。
ミネラルをたくさん含んだ土を木の1本1本に盛り、土を活性化させその力でオリーブの実は熟します。イフリーンのオリーブ畑では名もない花がいたる所で咲いています。虫がでたら虫かごで捕まえます。

イフリーンphoto

　オリーブオイルには、体内で作る事の出来ない必須脂肪酸（オレイン酸、リノレン酸、リノール酸）が豊富に含まれ、人の脂肪酸と類似しているため、肌に馴染みやすいです。
柔らかな泡立ちでさっぱり洗い流せ、またオリーブの保湿成分でお肌はしっとり。刺激が少ないので、お顔から身体まで、赤ちゃんからご年配の方、敏感肌の方や肌の弱い方にも幅広くお使いいただけます。

　アブドゥールの石けんは「アーチ・オブ・ヨーロッパ品質と技術のプラチナ賞(フランクフルト 2003年)」「品質国際金の星賞(ジュネーブ 2002年)」「ヨーロピアンアワード(パリ 2001年)」など、世界各国で最高品質の石けんとして賞を受賞しています。
創業以来500年以上続く手作りの石けん製造方法は環境に対する影響も少なく、唯一アレッポ市街地での製造をシリア政府より許可されている工場です。